2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

足を延ばしてフィンランドへ

スウェーデン北部、北極圏の街オーベルトーネオに滞在中の話。ここは隣国フィンランドとの国境の街でもある。この橋を渡れば、誰でもパスポートなしで行き来できる。国境はあっても、それは形式だけなのだ。 いざ、フィンランドへ行ってみた。 川を挟んだ対…

自然の捉え方 〜それは親しむもの〜

唐突ですが、自然をどう思いますか? 美しいもの、安らぐもの、守りたいもの・・・ そして畏れ敬うもの。 日本では、自然の力の大きさゆえに、どこか根底に自然崇拝があると僕は思う。 一方、スウェーデンではどうだろう。 ここには台風がこない。 地震も起…

ストックホルムのお寿司屋さん

たまには、どうってことない話を1つ。 ストックホルム市内を歩いていると、とにかくお寿司屋さんが多い。 マクドナルドより多い(と感じる)。 魚を食べる国なので、お寿司もイケるのだろう。 しかし、数が多くなれば、他のお店との<差別化>というのが求…

街に出れば、出会いがある

せっかくの日曜日だし、天気もいいし、ということで、ストックホルム中心街にいってみた。 すると、広場では週末恒例のマーケットが出ていて、この日はフリーマーケットが開かれていた。 北欧らしいものはないかな、と思ってフラフラ回ってみると、ありまし…

幼稚園で、民主主義を学ぶ

「スウェーデンは、民主主義が発達している。」 と聞いて、どれだけその意味がピンとくる人がいるだろうか。 民主主義って、何だろう? 「選挙」 「多数決」 おそらく、この2つがよく出てくる回答だと思う。 でも、スウェーデンでは、違う。 「相手を受け入…

都市型エコタウン。こんな街があるなんて。

今回のエコツアーが終わって、所用のためあと1週間滞在。だけど、スウェーデンもヨーロッパ。日曜日は休みのお店が多い。 首都ストックホルムには、エコタウンというものがある。住宅街なら休日の方が見学にはいいかも、と考えて急きょ行ってみることにした…

あと2つ、新聞に載りました

今回のスウェーデン・ツアーの間に、実はあと2つも取材を受けていて、地元新聞に大きく取り上げられました。 見出し:原子力エネルギーの代替を探して 見出し:オーベルトーネオから学ぶ日本人 Web版のURLがわからないので、翻訳できていませんが、入手でき…

エコツアーで自然を満喫し、再生可能エネルギーを探る

前々回の記事「ブルーベリー摘み」の日のことが、スウェーデンのネット新聞に掲載された。http://www.tornedal.se/ 以下、翻訳。 - 【エコツアーで自然を満喫し、再生可能エネルギーを探る】311以降、日本ではエネルギー問題が大きな焦点になっている。ツア…

ゴミの一生 〜いろいろ違うスウェーデン

環境先進国といわれるスウェーデンだが、ゴミの扱い方も日本とは違う。 わかりやすいところでは、燃えるごみ。 焼却炉は地域暖房も兼ねていて、燃やす時の熱を使ってお湯を沸かし、近郊の家庭などに暖房として提供している。 いわゆる温水暖房で、床下ではな…

28年前にエコ自治体になった街オーベルトーネオ

山口県祝島で、原発反対の運動が始まり、中国電力との戦いが始まった、ちょうど28年ほど前のこと。 スウェーデン北部の街オーベルトーネオでは、「エコ自治体」になることを市議会で決めた。 当時の市長・カートさん(写真中央)にお話を伺った。 なぜ、エコ…

木くずで、お部屋があったまる。

まだ残暑が厳しい日本ではタイミングの悪い話だが、いずれ冬はやってきて、今度は暖房が必要になる。 さて、その時にどうやって部屋を暖めようか? おそらく、ほとんどの人はエアコンや電気ストーブだろう。 でも、自然エネルギーを使うと、いろんな方法があ…

ブルーベリー摘み

スウェーデン滞在7日目、北極圏の街オーベルトーネオ。今日は午前中、3チームに分かれてブルーベリー摘み、キノコ狩り、魚釣り。 どれも惹かれるが、北欧と言えばやはりブルーベリー。迷わず決めた。 ホテルから車に乗って10分ほど行き、森の中へ。(といっ…

スウェーデン地方紙に載りました

昨日スウェーデン北部の街、ウーメオで幼稚園を視察しました。その際、地元の新聞紙にインタビューをして頂いたのですが、今日の朝刊を見たら、なんと裏面のトップでした。(右が僕です) 内容を翻訳すると、ざっとこんな感じです。 【フクシマのようなこと…

持続可能性の教育<幼稚園編>

昨日は、企業視察の後、幼稚園と小中学校を見学。ここでも、「持続可能な発展のための教育」のレベルの高さに脱帽するばかりだ。まずは幼稚園。入口もかわいい。 子どもたちみんなとても楽しそう。意思を尊重されて、見守られていることが伝わってくる。 園…

持続可能性の教育<企業編>

昨日は、ESDという、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development)に取り組む企業や学校を視察した。前回の記事でも書いた、自動車販売会社。 実はこの会社のオーナーが、環境問題に深い理解があり、社員全員にESDの受講を義務…

持続可能な建築

寝台列車に乗って、首都ストックホルムから、北部の街ウーメオへ。 毎日あまりにたくさんのことがあって、とてもブログにアップしきれないのだが、とりあえず1つ。 いまの建築というのは、まだまだエネルギー消費が大きくて、スマートではない。 設計はもち…

持続可能性の教育<小中学校編>

スウェーデンでは、小中学校の9年間は、義務教育で一貫制度なので、実際には小・中の区別がない。だから校舎も一体だ。校庭の手前には遊具や芝生が広がり、奥の方にサッカー場やバスケットコートなどがある。 また、校庭の端にはとてもかわいい小屋があって…

ローゼンダール公園と、農園カフェ

スウェーデンは、実は王国で、政治的には実権のないグスタフ王がいる。その王族の庭がストックホルム市内にあって、現在は公園として市民に愛されている。 それがローゼンダール公園だ。 日本で言うなら、新宿御苑のようなもの。ローゼンダール公園への行き…

スウェーデン 2週間の旅、始まる

1年ぶり近い、ブログ更新。(作っていたはずの太陽熱温水器はどうしたんだ、という話もありますが、それはまた別の機会に。)きっかけは、昨日から始まったスウェーデン旅行。いまは首都のストックホルム。「子どもたちに希望を! 新エネルギーに取り組むス…

極めつけは、デザイン雑貨

スウェーデンといえば、なんといっても北欧デザイン。雑貨屋さんにいけば、ステキの極みなデザインの雑貨がたくさん。 基本なところでは、マグカップ。 傘。光る粒がちりばめられていて、夜に開くと、星空のようになる。 まん中のカプセルの山。 これ、カプ…

ストックホルム散策

ストックホルムの素敵なところは、あげればキリがない。歩いているだけでも「あっ、いいな〜」と思うモノに出会う。 例えば、カフェ。 オーガニックでフェアトレードなカフェが、当たり前にある。 自転車の専用レーンもある。車、歩行者、自転車みんなが安心…

ストックホルムのファーマーズ・マーケット

さて、朝食を食べたら、さっそく街へ!天気は曇り時々雨。気温15℃で、長袖がないと肌寒いくらい。撥水性の上着と折り畳み傘を持ってきて大正解。 今日は土曜日なので、市内でファーマーズ・マーケットをやっている。ストックホルム近郊の農家さんたちが出…

ストックホルムの安宿の朝食

日本とスウェーデンの時差は7時間。(日本が早い)朝6時を過ぎると、もう眠れない。日本時間では昼1時だからね。ストレッチしたり、ブログ書いたりして朝食待ち。7時半になって、いざ食堂へ。 安宿なので期待していなかったが、それはさすがスウェーデン…