持続可能性の教育<小中学校編>

スウェーデンでは、小中学校の9年間は、義務教育で一貫制度なので、実際には小・中の区別がない。だから校舎も一体だ。

校庭の手前には遊具や芝生が広がり、奥の方にサッカー場やバスケットコートなどがある。


また、校庭の端にはとてもかわいい小屋があって、そこでみんなで輪になって大事なことを話し合ったりするそうだ。


校舎に入ると、すでに放課後で、子どもたちは自由に遊んでいた。


食堂の様子。椅子も照明も、そのデザインにうっとりしてしまうす。


ちょうど今日は年度始まりで、始業日だった。(スウェーデンでは、8月下旬が一年の始まり)
近隣の学校の校長先生たちが集まって会議をするところに遭遇。
なんと皆さん女性。ここでは管理職やトップが女性というのは、別に当たり前なのだ。


さて。こんなすてきな校舎をどうやって建てたか、というと、まず先生たちや建築家などの関係者が集まって、「どんな学校にしたいのか」をたっぷり議論した、とのこと。

行政が勝手に作るのではなく、自分たちの手で創っていく。

自治体はそれを実現する支援をするのが役割だ。


さらに校長先生の役割も、明確に「先生たちを支援すること」で、ひとりひとりの先生が信頼され、権限も与えられている。

例えば、どの教科書を使うのかは、先生に一任されている。


民主主義が発達しているとは、まさにこういうことなんだと改めて感じることができた。