持続可能な建築

寝台列車に乗って、首都ストックホルムから、北部の街ウーメオへ。


毎日あまりにたくさんのことがあって、とてもブログにアップしきれないのだが、とりあえず1つ。


いまの建築というのは、まだまだエネルギー消費が大きくて、スマートではない。


設計はもちろん、断熱や材料にこだわり、風、太陽、水や地下などを利用することで、電力などのエネルギーを外部に依存せずに、ずっと快適でステキな家や倉庫、ビルを建てることができるのだ。


そんなお話を、ウーメオ市で持続可能な街作りに取り組む企業を訪問して伺った。


その後、持続可能性に取り組む自動車販売会社を視察。
既存の技術をふんだんに取り入れたとのこと。


施設全体が、持続可能性を意識して設計されている。


屋根には草と土。屋内の湿度と温度を調節してくれる。


駐車場。アスファルトは使わず、雨が地面にしみ込むように石を使っている。


照明の柱は金属ではなく地元の木材。


外の空気を地面を介して屋内にいれることで、自然のエアコンになっている。


屋根も木質繊維で、湿度と温度調節、さらには吸音の役割も果たしている。


ちゃんと車の販売も行っている。ビジネスは非常に堅調とのこと。



その後、持続可能性を考えて建てられたマンションも見学。
24世帯が入居している、結構大きなマンションだ。
地元の材木で建てられていて、自然塗料で色塗りされている。
4階建てで、中心が吹き抜けになっている。

ちょうどいま、1つ空きがあるとのこと。
日本円でおよそ1800万円。
ステキの極みのマンションがこの値段です。
ちなみに、周りには森と湖、洗練されたデザインの幼稚園に小中学校。教育はスウェーデンでも先進的な環境教育を導入。

この教育の辺りについては、次回の記事にて。