持続可能性の教育<企業編>

昨日は、ESDという、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development)に取り組む企業や学校を視察した。

前回の記事でも書いた、自動車販売会社。
実はこの会社のオーナーが、環境問題に深い理解があり、社員全員にESDの受講を義務付けている。
社員もきちんと教育を受けているから、環境意識の高いお客さんが来ても、きちんと応対できる。
同じ車を買うなら、と、わざわざこの会社から買う人もいるため、業績が堅調というわけだ。
まさに環境への本質的な取り組みが、利益に結びついている実例だ。


ちなみに、同じ敷地内にはマクドナルドもある。
マックといえば、ファーストフードで、グローバル企業で、エコとは無縁のイメージがあるが、スウェーデンのマックは違う。
かつて「エコの観点で最低」と評されたマック・スウェーデン
それを挽回すべく、非常に積極的に取り組み、いまやエコを代表する企業なのだ。(あくまでもスウェーデンのマックの話)

地元の木材を使って建てられていて、
自然の力を利用することでエネルギー消費も低く抑えている。
店舗内では、スプーンも木製だし、ケチャップは紙の容器に必要な分だけ自分でいれる形式にしている。
他にも紹介すればキリがない。

先述の自動車販売会社のオーナーの強い意向で、マック・スウェーデンにここまで取り組ませた上で、敷地内に出店させたのだ。