ストックホルムのセカンドハンド事情

この夏も、スウェーデンに1ヶ月滞在することにしたので、例によってその様子を現地レポートします。

昨夜到着して、今日が事実上の初日。

街を歩いていたら、小さなフリーマーケットをやっていました。
土曜日の午前だけあって、のんびりした雰囲気。

お店の人も、見るからにアジアンな我が家に親しげにスウェーデン語で話しかけてくれます。
スウェーデンでは移民の積極的な受け入れと融和政策を行っているので、移民もスウェーデン語を話せる人が多いのです。

(ちなみに僕はいまだに「ありがとう」くらいしか言えません。
足掛け3ヶ月以上も過ごしているのに、どうなんだろう。)


フリーマーケットに置いてある物は、どれも状態が良くて、愛着が感じられます。
使い捨てのものではなく、まだ使える良い物が多かったです。
特に出展者の年齢層が高めだったこともあるかもしれません。


食器、服や、子ども向けの本やおもちゃなど、種類としては日本とそれほど変わりません。
値段はもちろん安いですが、日本のフリーマーケットのような破格ではないようです。
ステキなコーヒーポッドが500円!もありましたが(これは超お買い得でした)
絵本1冊が300〜1,000円もありました。

また、スウェーデンの文化として、値段交渉もあまりしないです。
付いている値札か言い値のまま。
以前交渉したら、ものすごく困った顔をされました(もちろん値切れなかった)。



午後に入って、また歩いていると、セカンドハンドのお店を発見。

洗練されたデザインの国、スウェーデンですが、セカンドハンドでも魅せてくれました。
展示がうまいですよね。
特に食器や調理器などは置いてある物も北欧モノなので、チープな感じはなくて見ていて楽しくなります。




店は奥に広く、服、家具、家電、おもちゃ、さらには本やDVDなども扱っています。


さすがに店全体がステキ!というわけにはいきませんが、「おぉ、これは!」というモノも見かけました。

例えば、銅のヤカン。


1940年製作の長いソファ(1台3万円)。


こびと遊びにちょうど良い木のお家。
(600円!欲しかったけど、大きくてね・・・)


そして、なぜか糸車(3,000円)。

これが家具コーナーと家電コーナーの間に置かれていたところに、センスを感じましたよ。


スウェーデンといえど、中心街に行けばファーストな大量消費ショップが軒を連ねています。
それもワクワクしますが、こういう「お古」の良さもまだまだ息づいているところが、味があってたのしいものです。