2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

放射能から子どもを守る その4 対策の基礎知識

引き続き、子どもを放射能から守ることについて書きます。前回「起きうる症状」の続きです。 被ばくを避けるためにはいくつもの対策があります。まず、対策の基礎知識として4つお伝えします。1.内部被ばくは口からいま、高汚染地気やホットスポットを除い…

放射能から子どもを守る その3 起きうる症状

※前回「被ばくの作用」の続き ◇起きうる症状次は、被ばくによってどのような症状が起きるのか、です。数シーベルトを一瞬で浴びるような被ばくをすれば、100%死亡することは分かっています。でも、微量の被ばくが長期間にわたった場合の影響は、科学的にはほ…

放射能から子どもを守る その2 被ばくの作用

※前回「放射能のおさらい」の続き ◇被ばくの作用 放射能の悪さの1つは、体を錆びさせ、老化させることです。 (オレンジ色の丸が、セシウムなどの放射性物質、赤い矢印が放射能)体内の水分(H2O)が放射能で分解され、OH-とH+ができます。このOH-がワルモノ…

放射能から子どもを守る その1 放射能のおさらい

僕はConnected Cafe事務局という、核兵器と原発のことを考える場を提供するNPOを運営しています。 そういうことや、子どもが通う幼稚園でのつながりもあって、つい先日、保護者向けに勉強会を開きました。 題して<子どもを守る勉強会「秋冬の食べ物と、放射…

スウェーデン エコツアーまとめ

8月21日から27日まで、7日間のスウェーデンでのエコツアー。その名も「子どもたちに希望を! 新エネルギーに取り組むスウェーデンの人々と出会う旅」。 これまで28ものブログ記事を書いてきた。それでも書き切れなかったことのほうがずっと多く、改めて「な…

エコツアーを振り返る

エコツアーの最後に、この1週間の旅を振り返る懇親会をもった。ガイドしてくれたバルボロさんが司会進行。 「私は、持続可能についてたくさん教えてきました。いつ、どこで、どんな環境で、どうやって学ぶか、というのはとても大切です。そして学ぶのに遅す…

道路建設は、まず住民に聞くことから

前回の記事で、道路などのハードなことに自治体の予算が割かれやすい、と書いたが、では道路はどのような流れで建設されるのだろうか。道路建設は市や国の道路交通局の職員が担当するが、オーベルトーネオ市の場合、ここでも民主主義、そして対話が働く。 ま…

エコ自治体の試練

スウェーデンの中でも先進的なエコ自治体であるオーベルトーネオ。 (オーベルトーネオまで59km、の標識) しかしこの街でも抱えている問題はいくつもある。例えば、エコ自治体として優良財政を維持しているにも関わらず、エコ推進の予算が削られてしまった…

副業 政治家

スウェーデンの地方議員のことについて、北極圏の街オーベルトーネオで市議会議員を務めるアニカさんに話を伺った。 地方議会の議員という仕事は、副業が普通のこと。この市では32人の政治家がいるが、市長だけが専業で、残り31人の議員は全員、他に本業を持…