2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

31年前に脱・原発を決めた国から見た、日本のチャンス

日本はいま、これからのエネルギー政策を模索している。 原発への依存を高めるのか、現状維持するのか。 徐々に減らしていくのか、すぐに脱却するのか。 原発には寿命があるから、新しく建てない限り、必ずいつかは脱却することになる。 これだけの事故を起…

国・県・地方自治体はフラットな関係

いま、日本は混乱している。その理由に、「国の基準がひどい」「自治体が国・県の指示待ちで動かない」といった声もある。 ここには、構造的な問題点があるように思う。誰かとんでもない悪人がいて、その人が諸悪の根源、というわけではなく、頭の良い善人が…

北極線牧場で、再生可能エネルギーに出会う

ここは、北極線牧場。その名の通り、ちょうどこのあたりを北極線が通っているからだ。(つまりここより北は北極圏)牧場主のトーマスさんは、牛のふん尿を使ってバイオガスを得る<再生可能エネルギー牧場>に取り組んでいる。 「実は本業の乳牛が安定してい…

民主主義っていうのは、相手を受け入れることさ

前々回の記事で登場した、<持続可能なスウェーデン協会>の会長・トリビョーンさん。僕たち(エコツアー参加者)に会うために、わざわざ300kmも離れたウメオ市から駆け付けてくれたのです。 昼間もバーベキューでお話を伺いましたが(「ブルーベリー摘み」…

ミツバチ上映会(後編) 〜民主主義の底力を垣間見る〜

前回の続き。<どうしたらスウェーデンのような変化を起こせますか?>と、オーベルトーネオの皆さんに投げかけたところ、たくさんの意見を伺うことができた。 「情熱を持って行動を起こしている人がいることが大切だね。 私たちも、地域暖房をやろう、とい…

ミツバチ上映会(前編) 〜日本って、いまどうなっているの?〜

(これから帰国の途に就きますが、ブログは引き続きスウェーデン・ネタでいきます) エコツアー中に訪れた北極圏の街、オーベルトーネオ。ここはスウェーデン初のエコ自治体として、ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」でも紹介されています…

新しいエコタウン建設の理由

スウェーデンの首都ストックホルムでは、前回紹介したエコタウン<ハンマービー・ショースタド>の隣に、もうひとつ新しいエコタウンを建設中だ。もちろん、石油資源に依存しない<持続可能な社会>を目指しているからこそのエコタウンだが、そもそも町をま…