街に出れば、出会いがある
せっかくの日曜日だし、天気もいいし、ということで、ストックホルム中心街にいってみた。
すると、広場では週末恒例のマーケットが出ていて、この日はフリーマーケットが開かれていた。
北欧らしいものはないかな、と思ってフラフラ回ってみると、ありました。
この上なく温かそうな毛皮のコート。
しかし、8月に売り出すのもすごい。まぁ、すぐに寒くなるけれど。
ヨーロッパらしく、楽器も出ていた。
アコーディオンが何台もあったのに驚いた。
そしてDIYの文化だけあって、日曜大工の工具もけっこうあった。
エリクソン社のむか〜〜〜しの電話機。
エリクソンは、日本で言うNTTで、日本でもソニー・エリクソンとして携帯電話を出している。
そうしているうち・・・
我が家では普段、コーヒーはオーガニックの生豆を買って、ガスコンロで自家焙煎している。
しかし、ミル(粉砕)は知人から頂いた電動モノだったのだ。
だから素敵なコーヒー・ミルが欲しいな、と頭の片隅でずっと思っていた。
そして今、目の前にソレがある。
出店しているおばあちゃんに話を聞くと、これは1970年に作られたもので、スウェーデン製とのこと。状態のいいアンティークで、もちろん使える。
こんな素敵なミルを使ったら、さらにコーヒーがおいしくなるのは確かだ。
全く予定外の買い物だが、コーヒー好きの妻も喜んでくれるに違いない(と自分を説得)。
というわけで、約3,000円で頂きました。
フリーマーケットを出て、今度は<GRANIT>という雑貨屋さんい入ると、またしても出会いが!
これから買うなら、オーガニックな服がいいな、と思っていたのだが、日本ではそういうモノはまだ少ないし、メンズはもっと少ないし、それが気に入るデザインともなれば、見たことがない(か、高すぎて買えない)。
というわけで、これも買ってしまいました。
お店を出ると、隣は本屋さん。
なんとなく入ってみると、
あぁ、またまた出会ってしまった。
素敵な出来ことばかりを集めた雑誌「グッド・ニュース・マガジン」
スウェーデンの雑誌なので、全てスウェーデン語。だから読めない。でも、写真も多いし、なんとなく言いたいことはわかる(だろう、となぜか強気になって)。で、つい買ってしまった。
内容は、自然エネルギーの普及のことや、新型蓄電池の会社のCEOインタビュー、有機農家の話などなど、「お金」中心ではなく「持続可能な社会への転換」が中心になっている(と解釈。読めないから)。
英語の記事が1つだけあったので、読んでみると「虹色の技術に向かって」というものだった。
大雑把に言うと、<これまでの「工業化」「近代化」から脱して、「自然の力を持続可能な形で生かした技術」の開発を進めて、社会の変換をしていこう>という内容で、締めくくりはこうだ。
「未来、そしてたくさんのグッド・ニュースを生み出すことは、私たちの手の中にある!
さぁ、いますぐ始めよう!」