ストックホルムで夏のパレード
Stockholm Prideというイベントが今週いっぱい行われています。
今日は、毎年50万人が集まるというパレードが行われ、ストックホルムの中心を占拠しました。
このStockholm Prideは、「誰もが誇りを持って生きていいんだ」というメッセージを掲げている、ビッグイベントです。
この「誰もが」とは何を指すかというと、GLBT、すなわち、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル(両性愛者)、そしてトランスジェンダー(性転換者)です。
さぁ、一体どんなパレードだったのでしょうか!?
写真をたくさんアップしましたので、ぜひ見てみてください。
日本では考えられないことが起きていましたよ!(^^)
そして早速来ましたよ!
「世界中で、同性婚を認めて!」のメッセージで花嫁姿のライダー。
レインボー・フラッグは、セクシュアリティ多様性の象徴です。
「声を挙げられない人のための行進」を掲げて、口に黒いテープをしているチーム。
みんな楽しそうにパレードしています。格好もさまざま! よ〜く見ると、すごい服(?)着ている人もいますよ。(^^)
観客の数もハンパないです! はるか先まで街道をびっしり埋め尽くしています。
「異性愛者、両性愛者、同性愛者。全ての人に同じチャンスを与えよう!」のフラッグ・チーム。
サンバ・チームもきましたよ! ドラム隊の後ろにまたスゴイ格好の白い人が・・・。
大音量で踊るチームもあれば、笑顔で歩いていくチームもあります。
さらに「Love is Liberal(愛は自由を認めること)」のメッセージ。
ん? いま上ハダカの女の人が通ったような・・・?
(性転換した元・男性のパフォーマンスかも)
HIV対策に、でコンドームを配っているチームも!
そして終盤、強力なのがやってきましたよ!!
「性ビジネスの労働者にも権利がある by バラ同盟」 圧倒的なパワー!!
そして驚かされたのが・・・
「ゲイとレズビアンの医師」チーム!
そして、「同性愛の警察官」チーム! 楽しそうに行進してますね〜。
最後にスパイス効いたのやってきました!!
その名も、「スカンジナビア(北欧)の革の男たち」・・・ってSMですよねっ!?
ひ〜え〜っ。檻に入れられてます!胸出してます!そして楽しそうだ〜〜〜!
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このパレードをスタート地点で見ていたのですが、結局1時間40分も続きました。上の写真は、本当に一部です。
ストックホルムの中心街を2km以上も歩くので、おそらくこのペースならゴールまで3時間くらいかかるでしょう。
それにしても・・・・
とにかく、内容はめちゃくちゃ濃いはずなのに、限りなく爽やか!
全くいやらしさなんてないし、何より参加者も見物客も楽しそうで、とにかく「愛」が溢れていました。
参加していたのは白人が多く、黒人やアジア系は少なかったです。それでも、これほどの人がGLBTの当事者であったり、賛同者であったりするわけです。本当に「いろんな人がいる」し、みんな楽しく生きていていいんですね。
というより、あまりのパワーに、GLBTのほうがマジョリティ(主流)なのでは?と感じてしまいました。
ちなみに、GLBTは別にスウェーデンだから多いわけではないですよね。日本だって同じはず。
そこで調べてみると、ちょうど来週、「東京レインボー祭り」が新宿2丁目で開催されるそうですよ。
東京のGLBTに出会えるチャンスですね。
しかし、もし東京でストックホルムと同じレベルでやると、参加者500万人の超巨大イベントになります。
東京マラソンの道を全て、パレードと見物客が埋め尽くす規模ですよ。いつかそんな日がくるのでしょうか・・・。
このイベントが、小国スウェーデンでこれだけの規模にできるのは、根底に高度な民主主義があるからだ、と思うのですが、今日のところはここまで。
あぁ、楽しい一日でした。