街ごとフェスティバル

この1週間、ストックホルムでは「カルチャー・フェスティバル」が開催されています。


このイベントも本当によく練られていて、子どもも大人も、地元の人も観光客も車椅子の人も、「誰もが」楽しめるようになっています。


場所は中央駅から徒歩圏内にある広場や公園、繁華街を使っていて、駅を出たらずっとお祭り会場が続いています
(だからアクセスしやすいし、バリアフリーになっています。)


それから他にも相変わらず仕組みづくりがうまいなー、と感じたのは、場所ごとに対象を分けている点です。


まず、中央駅の広場では、観光客をひきつけるようなパフォーマンス。

・大きな車輪の移動式ライブステージ


スウェーデン国旗デザインのダンサー

※昊は何かのヒーローだと思っている様子だったので、「スウェーデンマンだよ」と言っておいた。



その横では主にスウェーデン人向けのトーク会場や地元の人たちの発表の場。

写真は、サーカス・クラブの発表会。


さらに奥では子ども(と親も)が楽しめる遊びの広場。



隣の公園は、中学生〜高校生向けに絞ってライブ会場や消防・救急の体験、次世代Webの紹介。



で、初日にも行ってきたのですが、今日もまた足を運んできました。


昨日のブログ「木のおもちゃ」で書いた<木のテント>がどうなったのか気になったからです。


さて、今日行ってみると・・・



なにやらグレードアップした上に、ペンキで色塗りしてます!



子どもたちの姿がかわいすぎるっ!


そしてみんな夢中で塗っています。


昊も「どうしてもやりたい!」と言うので並んで準備。


さぁ、ビニール袋を切って作った服を着て、いざ!


さっそく、ペタペタ。


ペンキ缶を運んで、


上のほうもペタペタ・・・


ひたすらペタペタ、みんなでペタペタ・・・


30〜40分は塗り続け、やっと気が済んだ結果がこちら。


ま、案の定というか、どの子もそうだけど、手も顔も髪の毛もペンキまるけ。(笑)




さて。

この子ども向け遊びの広場は、木のテントだけではありません。


すぐ隣は、<切り紙張っつけの塔>。

新聞を適当に切った紙に、糊をつけて、好きに張るだけ。

まるでアート作品に仕上がっています。



それから、粘土。

これはノーベル博物館(※)が企画していて、
「おウチの環境をよくするモノ」をテーマに、自由に作ります。

(※ノーベル賞授与式はストックホルムが会場)


小さくてステキな作品が並んでいます。



裁縫もありました。

(あ!お父さんもいる!)


おばあちゃんと孫の姿がほほえましい。



他にもブースはいくつもあったのですが、

一番奥にはライブステージが!

大人向けのジャズやってます。

子ども聞いていられるのかな・・・と思ったら、最前列は子ども向け。

しかも巨大なお絵かきスペース!


横ではジャズで踊る子どもたちっ!


いやぁ、すごい。。。
こんなの見たことないです。

(あ、ちなみにすべて無料で、投げ銭もないです。)



楽しさと驚きの連続のフェスティバル。


昊は最後まで「もっと遊ぶ〜!」と粘っていました。