非電化冷蔵庫 フタの作り方

電気を使わない冷蔵庫「非電化冷蔵庫」の自作レポート。


本体の次は、フタです。


フタは2枚あって、上フタと中フタです。


上フタは、いわゆる普通のフタで、外気温の変化から中身を守るためのものです。

非電化冷蔵庫は外に置くものなので、雨からも守らないといけません。


その断熱と防水を兼ね備えたのが、上フタです。


まずはベニヤ板と1×2材で骨組みを作ります。


次に、断熱のための発泡スチロールを、さらに断熱の銀シートでくるみます。


で、ひっくり返して骨組みにセット。


ベニヤ板も銀シートでくるんで、上フタのできあがり。



次は、中フタです。

これは非電化冷蔵庫だからこそ必要なフタ。


この冷蔵庫は、夜中に星空にむかって放射冷却することで冷やします。

つまり、夜になったらフタを開けて、星空を見せてあげないといけません。


しかし、フタを開けると外気に触れるため、冬は冷えすぎてしまい、夏は熱くなってしまいます。

だから、星空を見せつつ、外気に触れないようにする必要があります。


そこで登場するのが、みなさん大好きなプチプチ。

あれは空気は通しませんが赤外線は通してくれる素材なのです。

そして多少の断熱性能もある。


だから中フタとして、このプチプチをかぶせてあげると、

夜中の放射冷却をさせつつ、外気の影響を受けずに済むことができます。


というわけで、作りました、中フタ。

この中フタが一番大変。


なぜって・・・


こうして、中フタの骨組みが重なるエリアを、1つ1つプチプチしていかないといけないからです。

写真では釘を使っていますが、カッターでやったほうが早かったです。


これでフタも完成です。


次はいよいよ外装の仕上げ。

あとは水袋をセットして、本体とフタを繋げれば完成です!