非電化冷蔵庫 本体の作り方

電気を使わない冷蔵庫「非電化冷蔵庫 簡易モデル」の作り方、実況レポート!


この冷蔵庫は、大きく分けて2つの部品があります。

貯蔵庫になる本体と、

開け閉めするフタです。


まずは本体を作ります。


本体の壁は、こんな風に1×2材、2×2材、ベニヤ板をトンテンカンします。

柱の隙間は、最後に水袋をセットするためです。


トタン板を金切ばさみでカットします。結構力が要ります。


切ったトタンを張ります。


同じように、他の側壁と底も作ります。


ただし底は最後に落とし込む手順なので、ヒートンという取っ手になる部品をねじ込みます。


次は壁同士をくっつけます。


さぁ、箱らしくなってきました。


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ここで仕組みをごく簡単に解説。

なぜ「電気なし」で冷えるのか?


この冷蔵庫に例えばニンジンを入れると、
ニンジンの熱がトタンに伝わり、トタンの奥にある袋に入った水に伝わります。
暖まった水は上の方に行き、冷たい水は下に行きます。
今度は上のほうのトタンが暖まります。

夜、フタを開けておくと、放射冷却という自然現象によって、トタンの熱が夜空に向かって飛んでいく。

こうして見事ニンジンは冷やされる、というわけです。
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さて、製作に戻ります。

外が寒くても暑くても、庫内の温度が一定になるように、箱を断熱します。

使うのは厚さ5センチの発泡スチロール。お手軽です。


発泡スチロールはとてもやわらかいので、ベニヤ板で保護します。


底面も同じように断熱します。


で、やはりベニヤで保護。ついでに、ゴム足をつけておきます。



これで本体は仕上げ処理を残してほぼ完成です。

ここまでくると、完成した姿がイメージできてきますね。(^^)



次回、フタの製作に続きます。

(実は、フタの方が難しいんです・・・。)