スタイリッシュ・トイレと、その謎
今年3月にオープンしたばかりの、MOOD STOCKHOLMというモールにいってきました。
かなりとんがったセンスの商業施設で、入っている店舗も一味違います。
このモールの話でひと盛り上がりできますが、今回はそこで気がついたトイレの話をしちゃいます。(ひねくれてるなー。笑)
北欧デザインというカテゴリーがあるだけあって、本場では家具を始め、至るところに優れたデザインを目にします。
それはトイレにも言えることで、去年の滞在時もブログに書いたほどです。
例にもれず、このモールのトイレも洗練されまくっています。
しかし・・・
今回は4歳の子ども連れ故に、初めて気がついたことがあります。
それは・・・
位置が高すぎる!
例えば、子どもには小便器が高すぎて届きません。
センサーで自動的に水が流れるようになっていますが、
便器・便座の上にあるために、
子どもは背が低くて感知されません。
洗面台も同じで、手が届かないのです。
ちなみに、自宅のトイレもスタイリッシュで、
例えば水を流すボタンさえ、デザインされています。
でも、ボタンが固すぎて、まだ力の弱い幼児には、一人で押せないのです。
便座に関して言えば、身長183cmの僕でさえ、足の裏で支えるというより、腿で乗っている感じです。(北欧人より足が短いことは確かだが)
このように、トイレに関してだけは、なんとも不便で居心地の悪い感じがしています。
スウェーデンのようにバリアフリーやユニバーサルデザインの先進国で、子どもの自立がなされていて、
なぜトイレだけは「背の高い大人」が前提とされているのか?
本当に不思議です。
見た目のデザインを優先しすぎて、利便性が悪くなっていることにトイレ業界全体が気がついていないのでしょうか?
この謎の答えに、いつかたどり着いてみたいものです。