再処理工場、とりあえず止めよう

今日の上野のイベントに行けなかったので、せめて日記で紹介。

六ヶ所村で試験活動中の「再処理工場」。
これは、原発から出る「使用済み核燃料」の中で生まれたプルトニウムを取り出す、「プルトニウム生産工場」。

で、これの何がいけないのか?というと、
 ・プルトニウムは、角砂糖3個分で1億人が死ぬ、というほどの猛毒で原子爆弾の材料。
 ・大量の「死の灰」を空に海に垂れ流し。
 ・人間が作った施設に完璧はない。災害・事故・テロ。この工場は「絶対安全」ではない。
 ・プルトニウムは、単体では原子力発電の燃料にはならない。完成まで30年以上な「もんじゅ」で加工されるために今から無駄に作っている。

「事前に決めたことだから」という、いかにも日本らしいくだらない理由で、再処理工場はどんどん先に進んでいる。

少なくとも、今から動かす必要は全くない。だからとりあえず、止めよう。

まずは、一人でも多くの人に知って欲しい。
◇NO NUKES MORE HEARTS  「"反核"は究極のエコ」
http://www.nonukesmorehearts.org/saishori.html



ところで、日本には、原爆の材料・プルトニウムがあるわけで、それを爆弾にする技術もある。
つまり、日本社会がちょっと傾けば、容易に「非核三原則」を破って核を持つことができる。
傾くのは、ちょっと、でいい。
だって、「非核三原則」は単なる政府の見解で、世論で簡単に覆る。
NPTだって必要なら脱退できる。
原子力を平和利用に限定している「原子力基本法」はあるけど、戦争はいつだって「平和」を勝ち取るためだ。

最近の日本、傾きかけていないかな?
北朝鮮嫌韓、嫌中。ほんとに大丈夫?

盲目的に、「日本は被爆国なんだから核を持ったりしない」と思い込んでいると、核を持ちたい勢力に、あっという間にひっくり返される可能性がある。だから、いつも目を開いていよう。