宮崎駿監督インタビュー記事

宮崎駿さんのインタビュー記事を発見。
あぁ、勉強になります&ものすごく共感。

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(前編)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/27/news004.html
(後編)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/28/news011.html

◇この国に立ち込めている不安や将来に対する悲観的な考え方は、実は子どもたちには全く関係ないことなのです。つまり、この国が一番やらないといけないことは、内部需要を拡大するための橋を造ったり、道路を造ったりすることではなく、この子どもたちのための環境を整えること。常識的な教育論や日本の政府が言っているようなくだらないようなことではなくて、ナショナリズムからも解放されて、もっと子どもたちの能力を信じて、その力を引き出す努力を日本が内部需要の拡大のためにやれば、この国は大した国になると信じてます。

◇「世界の問題は多民族にある」という考え方が根幹にあると思っています。ですから少なくとも自分たちは、悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません。
 「あらゆる問題は自分の内面や自分の属する社会や家族の中にもある」ということをいつも踏まえて映画を作らなければいけないと思っています。
 「自分の愛する街や愛する国が世界にとって良くないものになるという可能性をいつも持っているんだ」ということを、私たちはこの前の戦争の結果から学んだのですから、学んだことを忘れてはいけないと思っています。

◇(環境問題については)ものすごく悲観的ですね。その後に楽観的なものが来るだろうと思っていますけど。とことんひどくなるまで学ばないだろうと思います。
(中略) その構造を劇的に変えることは不可能ですから、少しずつ少しずつ変えようとしたら、随分長い年月がかかります。少しずつ変えていっても、現代の文明の終焉までに滑り込みセーフになるのかどうか、私はあまり自信がありません。ただ個人的には、自分と自分の周辺に関しては最大限の努力をしていくつもりです。

◇Q. 『第二次世界大戦後の日本の歴史の中で、一番懐かしさを感じる時期があれば教えてください。もしなければ、日本の歴史の中でどの時期に懐かしさを感じますか?』
A. ずいぶん私は探していたのです。いつが一番良かったのか。どこで止まればよかったのか。
 止まらないことが分かりました。
(中略) 「いったいどこに止まれば良かったのか」というのは、これはずいぶん探しましたが、結局「楽園というものは自分の幼年時代にしかない、幼年時代の記憶の中にだけあるんだ」ということが分かりました。親の庇護(ひご)を受け、多くの問題を知らないわずか数年の間だけれども、その時期だけが楽園になると思うようになるのではないでしょうか。

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もういい加減やれることから動き始めねば!
という時なのに、今日の『STOP再処理工場 LOVE六ヶ所村』のイベントのことをすっかり忘れて行きそびれてしまったよ・・・。
http://www.nonukesmorehearts.org/1130_ueno.html
いまさら思い出してももう遅い(夕方だしね)。やる気あるのか、ほんとにもう。
あーーー ダメダメだぁ。。。(x_x)