「オルター・グローバリゼーション宣言」
最近、21世紀がどう進もうとしているのか、とか、
どうあるべきか、というのが気になります。
で、古本屋でこの間見つけたのが、
「オルター・グローバリゼーション宣言」という本。
オビがいい感じで、
「世界市民たちへ 21世紀世界の変革への理論・戦略・実践」
「スーザン・ジョージ 渾身のライフワーク完成!」
とか書いてあるわけです。
目次もなかなか良い感じだったので、
先日入手して、先ほど一応読み終えました。
300ページくらいでちょっと長めの本ですが、
言いたいことはそんなに難しくなくて、
「今のグローバル化は強者のための仕組みだ。
これからは、弱者が最低限救われるような仕組みにしよう。
短期的には利益の再分配。
長期的には企業課税の強制やフェアトレード、負債の帳消しなど。」
という感じです。
まぁ、似たようなことはよく言われていることですし、
斬新な社会モデルが提案されているわけでもなかったので、
正直少し残念でした。
でも、それよりも残念だったのが、
残念ながらこの本は・・・
たまにあることなんですが・・・
「言いたいことはわかるけど、書き方が感情的で説得力がない」
タイプの本だったのです。
そういうのって、読んでいて結構ツライです。
「ある企業は一度悪いことをした。だから全ての企業は悪だ。」
という感じの論調で・・・。
根本的には良いこと言っているのに、もったいないな、と思います。
これを他山の石として、
自分が何か伝えるときはもっと気をつけよう、と思ったのでした。
オルター・グローバリゼーション宣言―もうひとつの世界は可能だ!もし…
- 作者: スーザンジョージ,Susan George,杉村昌昭,真田満
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 単行本
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