豊かな住環境って、こういうこと?

森と湖の国、スウェーデン
その第2の都市で、港町でもあるヨーテボリ
人口は40万人で、日本の都市と比べるとずっと小さいです。

今回の3週間の滞在では、どんな暮らしをしているのか知りたくて、ホテルではなく普段使われている部屋を借りています。

だから場所は街の中心ではなく、少し郊外のベッドタウン
と言っても、トラムやバスで10分くらいで便利な所です。

隣り合ったマンションの間のスペースが、とてもゆったりとしています。

日本だったら、マンションの間にもう一棟建ててしまいそうです。(苦笑)

密集地ではなく、ゆったりした空間にすることで、住み心地がよくなります。
そのことに非常に高い優先順位を置いているように思います。

「ここは便利だから、ぎゅうぎゅう詰めにして一軒でも多くの世帯を住まわせよう。」なんて考えないんですね。

結果として、数十年経っても不動産に高い価値があり続けるわけですから、本当に賢いな、と思います。(ここでは、30年前の物件が購入時よりも高い値段で売れるのは、普通のことです)


大きな木が生えています。見ているだけでうっとりします。


どうやらクリの木。この実の中に、栗が入っています。


なんと、ドッグランのエリアまであります。
(こちらでは)当たり前ですが、無料で、誰でも使えます。


野ウサギまでいました。

時々みかけますが、会えるとそれだけで嬉しい。


区画内には、幼稚園もあります。
マンションに住む家庭のためですが、「マンションの1階」にあるのではなく、ちゃんと建てられています。

裏手には森があって、子どもたちと保育士さんたちが入っていくのを見かけました。

やっぱり森がとても身近なんですね。


こんなにも中心地に近いのに、こんなにも心地良い生活空間を作っている。


なんて豊かな住環境なんだろう。


実際に暮らしを体験する中で、この国の素晴らしさがまた一つ、見えてくるのでした。


<追記 9/10/2013>
トラムで、大型犬を3頭も連れている人がいました。

周りの目も暖かかったです。

犬はデパートにも連れて行けるほど、暮らしのパートナーとしての位置づけが高いようです。