放射能から子どもを守る その11 家畜のエサのほうが安全?

前回「お魚の汚染」の続きです。


農林水産省のホームページに、畜産業者に向けた「家畜用飼料のQ&A」という記載があります。


そこに、こんなすごいことが書いてあるんです。



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北海道や西日本、もしくは輸入したものが安全?


そんなことを日本政府が言うなんて、人の食べ物では聞いたことがありません。

家畜には、汚染されていない地域のエサを勧めているんですね・・・。


さらに、Q&Aを読み進めていくと、

エサの基準値は300Bq/kgで、人よりも4割オフという厳しい基準のようです。


家畜よりも人間の方が長生きするのに、変ですよね、コレ。



さて。

日本の暫定基準値と、世界の基準値を比較したのがこちらです。(ソースはこちら


チェルノブイリで最も被害の大きかったベラルーシが、いろいろ経験して出した数値が37Bq/kgです。

日本の12分の1しか許していません。

それでも、あちらでは数多くの子どもたちが健康被害で苦しんでいるんです。


いかに日本の基準が緩いのか、改めて考えさせられます。


次回「体に溜まる放射能」に続きます。