放射能から子どもを守る その10 お魚の汚染

前回「食べ物の注意点」の続きです。


さて、テレビや新聞などでも、「○○が暫定規制値を超えた」というニュースが時々あります。


でも、「超えていないけど検出されたもの」が知りたいですよね。

子どもが放射能を取り込むのを少しでも避けるには、そこまで知る必要があるからです。


そして調べてみると、ちゃんと調査結果を公表してくれています。

お魚の場合、それがこちら。

<放射性物質が検出された魚介類一覧> by 農林水産省

(画像をクリックすると大きく表示されます)


このうち、規制値でひっかかるのは500Bqまでの赤字の魚(カコガレイまで)だけ。

キタムラサキウニ以下は、普通に流通しています。


こんなにたくさん検出されているなんて、知っていましたか?

123種類も検出されていて、ストップされるのは14種だけです。

残り90%の109種はスーパーや魚屋さんに並んでいます。


これらの産地はほぼ三陸〜福島〜千葉なのですが、

前回の記事でも触れたように、「水揚げ港が産地」とされている可能性があります。

となると、太平洋側(北は釧路から、南は三重まで)の魚介類がどこまで安心できるのか、とても悩まされます。


悲しいかな、正解などないので、一人一人が判断するしかありません。


養殖はセーフにしよう、

魚の種類に気を付けよう、

検査結果が「不検出」のものにしよう、

日本海産とわかるものを選ぼう、

外国産だけにしよう、

などなど、自分なりのルールを持つと良いと思います。


なお、海の汚染はこれから生体濃縮が進んで広がってくるかもしれませんので、引き続き注意していきたいですね。



次回「家畜のエサのほうが安全?」に続きます。