放射能から子どもを守る その6 対策:体から出す

前回「対策:取り込まない」の続き


次の対策は、取り込んでしまった放射能を、体から出す方法です。


1.玄米で解毒する

ヒロシマナガサキの被ばく者から「これまで元気でいられた理由は、玄米をずっと食べていたこと」という話をよく聞きます。

玄米には放射性物質に限らず、解毒作用があるそうです。

真偽はこれから調査されていくと思いますが、今どうせ食べるなら白米より玄米、もっと言うなら発芽玄米が一番良いと思います。

ただし、汚染されていないものでないと逆効果です。

白米よりも殻がついている分、汚染物質も残りやすいからです。

去年のお米や西日本のお米を選んでください。


2.リンゴやバナナで体内除染する

リンゴに含まれるペクチンで約半分を体内除染できる、というチェルノブイリからの研究報告があります。

バナナも同じようにペクチンを含んでいます。

リンゴは産地が汚染地域かどうか微妙なことが多いですが、バナナなら確実に海外産ですね。

豆も体内の放射性物質を吸着してくれますが、畑になっている時から吸着しやすいので、必ず産地に気をつけて選んでください。


3.45日圏外に滞在して体内浄化する

年間45日、汚染されていない環境にいると50%体内浄化されます。

それを口実にして、長期間子どもと海外旅行するのもいいですね。


この方法は、「子どもたちを放射能から守る 福島ネットワーク」の方から伺いました。

福島の子どもたちを、西日本に長い休みの間だけ避難できるよう親子を受け入れてもらう。

そうすることで体内汚染が半減するから、それだけでもとても安心できるのです。

例えば空いている一軒家に、数家族の子どもを受け入れる。子どもたちは友達と一緒に避難できます。

その家族の母親が1週間交代で面倒をみる。そういうサポートが今とても求められています。

実はこの原型は、チェルノブイリの時に子どもたちを遠方に一時受け入れした活動です。

子どもたちは1カ月の滞在でみるみる顔色が良くなって、ものすごく体調が改善されたそうです。



もし、これまでの生活を振り返って、体の中に放射能が溜まっている気がするな、と感じるのなら、このように体から出す方法を検討してみてください。

また、リスクヘッジと栄養をとる点でも、玄米やリンゴ・バナナはオススメですよ。



次回「対策:自分基準を持つ」に続きます。