借金返済よりも自己投資?

国債発行額を増額するそうです。

借金返済(財政の改善)よりも、自己投資(景気刺激)するわけです。

景気対策の自己投資、ほんとに必要なのか!?

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国債発行30兆円超に 21年度予算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081202-00000074-san-bus_all

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今の日本の状況は、
借金(国債発行残高)が840兆円。
税収が54兆円。

ざっくり例えると、年収500万の人が8000万のローンを組んでる状態。
例えば住宅ローンなら、4000万を35年ローンくらいだから、
8000万のローンなら、・・・倍プラス利子で80年くらいのローンか?

しかし、日本はこれから税収は増えません。
少子高齢化で、そもそも働き手=納税者が減る。
そして人口も減る。
たった20年後には、働き手が10%減り、高齢者は30%も増える。
ローンを払い終える予定の80年後には、人口は今の半分以下になり、高齢者はそのうち40%。

そういうことがわかっていながら、政府は未来よりも今を優先している。
だって、彼らの支持基盤は大人たちでしょう。つまり今。
借金を先送りするのは、子どもたち(未来)に転化すること。

税収がどんどん減ることがわかっている世代に、どうやって今のツケを返させるのか。

こういうことを大人が、そして国がやっている、ということこそが、
若者や子どもたちが明るい未来や希望をもてなくしている根源じゃないか、と思う。

まさに先日紹介した宮崎駿監督が言っている通りだ。

「この国が一番やらないといけないことは、内部需要を拡大するための橋を造ったり、道路を造ったりすることではなく、この子どもたちのための環境を整えること。」

私たち大人が作ってきた借金は、私たちで返す。

クリーンな財政も、未来の国づくりにとって、とても大切な環境の一つですよ。

どんな経済状況だろうと、きちんと返済していくことが、結果的に明るい日本を作ると思う。