べからず児童館


日本でもとても人気のあるムーミン


お話の1つに、パペット・アニメーションとしてDVD化もされた「ムーミン谷の夏まつり」があります。


その中で、こんなシーンがあります。


「柵の中に入るべからず」などの「〜するべからず」という看板が公園のいたるところに立てられていて、


それを見たスナフキンが怒って、全部取り去ってしまう。


そして子どもたちは大喜びで、楽しそうに遊びだします。



さて。


となり街、愛・地球博の会場だった長久手市には、とてもステキな児童館があります。


開放感があって、吹き抜けの2回にはかわいい椅子とテーブルが並んでいます。



広々としたスペースの真ん中には、バランスボールのような大きなサッカーボールも。



あれ?なにか書いてある。


<けらないで>





・・・え。


これは何か新しいネタなのかな?と思いきや、


よく見てみると、他にも

<手すりにのらない>


<のりこえない>


引き出しのひとつひとつに、<ださない>


<小学生以上は入らない>


まるでカフェのようなステキな椅子とテーブルがあるのに、


<飲食しない>


帰り際には、こんなものまで見かけました。

<キックボードで遊びに来ない>



こんなにステキな建物なのに、中身は完全な「べからず児童館」だった、というわけです。


スナフキンが見たら、きっとひとつひとつ剥がして捨ててしまうでしょうね。